こんにちは。大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」です。

B型肝炎は、感染しても自覚症状がほとんど現れないことがあるものの、慢性肝炎や肝硬変へ進行する可能性もある病気です。検査を受けるよう勧められた、あるいは感染が判明して不安を感じているなど、B型肝炎の経過や治療について知りたい方も多いでしょう。
この記事では、B型肝炎の症状や潜伏期間、感染経路をはじめ、婦人科で行われる検査・治療、感染が判明した際の対応について解説します。ぜひ参考にしてください。
B型肝炎の主な症状

B型肝炎は、感染してもまったく症状が現れない方もいれば、強い倦怠感や黄疸などの症状が現れる方もいるなど、症状の現れ方には大きな個人差があります。急性肝炎として進む場合ははっきりとした症状が出ますが、慢性化すると自覚症状がほとんどないまま経過することも少なくありません。
また、成人が感染した場合は自然にウイルスを排除して回復することも多い一方で、出生時や乳幼児期に感染した場合や、免疫機能が十分に働かない状態では慢性化することがあります。症状がなくても肝臓では炎症が進んでいる可能性があるため、感染が疑われる場合は早めに検査を受けましょう。
初期は自覚症状がないことが多い
成人が感染した場合、すぐに体調の変化が現れるとは限りません。感染に気付かないまましばらく過ごし、健康診断や血液検査で偶然見つかるケースもみられます。
そのため、感染の可能性がある方やこれまで検査を受けたことがない方は、症状がないからと自己判断せず一度確認しておくと安心です。
急性B型肝炎でみられる症状
急性B型肝炎の初期段階では、強い倦怠感、食欲不振や吐き気、微熱・関節痛などの体調の変化がみられることがあります。一般的な風邪やインフルエンザの症状と似ていて間違われることもありますが、症状が進行すると皮膚や白目が黄色くなる黄疸が現れるケースもあります。
また、尿の色が濃くなったり、便が白っぽくなったりすることがあるのも特徴です。
慢性B型肝炎では目立った症状が出づらい
ウイルスが体内に残り続けると、慢性B型肝炎へ移行する場合があります。慢性化しても長期間ほとんど症状が出ないケースもみられますが、肝臓で炎症が続いている可能性は否定できません。
気付かないうちに肝機能が低下することもあるため、症状の有無だけで判断せず、定期的に検査を受けるようにしましょう。さらに、慢性肝炎が進行すると肝硬変や肝細胞がんのリスクが高まることが知られています。
B型肝炎ウイルスの潜伏期間

B型肝炎ウイルスの潜伏期間は一般的に約1〜6か月とされており、感染してすぐに体調の変化が起こるわけではありません。ただし、潜伏期間中や症状が出ていない時期であっても、体内ではウイルスが増殖していることがあります。
血液や体液を介して他者へ感染する可能性があるため、症状の有無にかかわらず感染予防を意識した生活を送ることが大切です。
B型肝炎ウイルスの感染経路

B型肝炎ウイルスは、通常の接触や日常生活で感染することはほとんどなく、感染者の血液や体液を介して広がります。
母子感染
かつては出産時に母親から赤ちゃんへ感染する母子感染が主な経路でした。現在は妊婦健診で検査が行われ、感染が判明した場合には出生後の予防措置が実施されるため、母子感染は大きく減少しています。
性行為による感染
現在の国内では、性行為による感染が主要な経路の一つです。感染者の血液や精液、腟分泌液などを介して感染する可能性があるため、予防を意識した行動が求められます。
血液を介した感染
血液が付着した器具を共用すると感染の原因となることがあり、注射器の使い回しや衛生管理が不十分な環境でのピアス・タトゥー施術などは特に注意が必要です。医療機関では器具が適切に管理されているため、適切な医療環境下では通常の医療行為による感染は極めてまれとされています。
日常生活で感染することはほとんどない
握手や会話、食事、入浴、プールの利用などの通常の接触で感染することはありません。ただし、血液が付着する可能性のある歯ブラシやカミソリ、爪切りなどは共用しないよう注意が必要です。
B型肝炎の検査・治療方法

B型肝炎は、血液検査によって感染の有無や現在の状態を確認できます。特に婦人科では、妊婦健診の一環としてB型肝炎ウイルス検査が行われており、母子感染を防ぐための重要な役割を担っています。
感染が判明した場合も、病状に応じて適切な診療科と連携しながら治療を進めることが大切です。
婦人科で行われるB型肝炎検査
妊娠すると、多くの医療機関で妊婦健診の初期にB型肝炎ウイルスの検査が行われます。血液検査ではHBs抗原の有無を調べ、現在感染しているかどうかを確認します。採血のみで受けられるため、身体への負担はほとんどありません。
血液中のウイルス量や肝機能を確認し、特別な治療の必要性を判断したうえで、状況に応じた適切な管理を行います。また、出産後は赤ちゃんへの感染を防ぐため、出生後できるだけ早期(通常は12時間以内)にB型肝炎ワクチンと免疫グロブリンを投与します。
これらの予防処置によって、母子感染のリスクを大きく減らすことができます。
B型肝炎の治療方法
急性B型肝炎では、多くの場合、安静にしながら肝機能の回復を待つ保存的治療が中心です。十分な休養と栄養管理を行い、必要に応じて点滴や症状を和らげる治療を受けます。
一方、慢性B型肝炎では、肝臓の炎症が続いている場合や肝硬変へ進行するリスクが高い場合に治療が検討されます。治療では、ウイルスの増殖を抑える飲み薬や免疫の働きを調整する治療などが選択されることが多いでしょう。
どの治療法を選択するかは、年齢や肝機能、ウイルス量などを総合的に考慮して決めていきます。治療中は定期的に血液検査や画像検査を受けて経過を確認し、病気の進行を防ぎます。
受診の頻度は病状や治療内容によって異なるため、通院の間隔は医師の指示に従うようにしましょう。
B型肝炎に感染してしまったらすべきこと

感染が判明すると不安を感じる方も多いですが、落ち着いて適切な対応を取ることが大切です。自己判断で放置せず、医師の指示に従いながら経過を確認していきましょう。
医療機関を受診し詳しい検査を受ける
診断後は、肝機能やウイルス量を詳しく調べるための検査を受けます。現在の感染状態や慢性化の可能性を正確に把握することで、今後の治療方針を決めやすくなります。
定期的に経過観察を続ける
慢性B型肝炎では、症状がなくても肝臓の炎症が続くことがあるため、血液検査や超音波検査などを定期的に受け、肝硬変や肝細胞がんへ進行していないか確認する必要があります。早い段階で変化を見つけられれば、適切な治療につなげやすくなります。
周囲への感染予防を心掛ける
家族やパートナーへの感染を防ぐため、血液が付着する可能性がある歯ブラシ・カミソリ・爪切りなどは共用しないようにしましょう。
同居家族やパートナーがB型肝炎ワクチンをまだ受けていない場合は、接種を検討すると安心です。B型肝炎ワクチンは感染予防として広く用いられており、これから感染リスクを避けたい方も、未接種であれば医師に相談のうえ接種を考えてみるとよいでしょう。
ワクチンを受けることで、家庭内での感染予防につながります。
生活習慣を整えて肝臓を守る
肝臓への負担を減らすためには、十分な睡眠と栄養バランスの取れた食生活が大切です。特に、飲酒は肝臓に大きな負担をかけるため、医師の指示に従って制限することが望ましいでしょう。
まとめ

B型肝炎は、感染しても症状がほとんど現れないことがある一方で、慢性化すると肝硬変や肝細胞がんにつながる可能性がある病気です。潜伏期間や感染経路を正しく理解し、必要なタイミングで検査を受けることが早期発見につながります。
特に、妊婦健診ではB型肝炎検査が実施され、母子感染を防ぐための体制が整えられています。感染が判明した場合も、適切な治療や定期的な経過観察によって病気の進行を抑えられるケースが少なくありません。
不安や疑問がある場合は、一人で悩まず、婦人科や肝臓を専門とする医療機関へ早めに相談しましょう。
B型肝炎について知りたい方は、大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」にお気軽にご相談ください。
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