こんにちは。大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」です。

大切な予定と生理が重なりそうなとき、生理日をずらしたいと思う方は多いのではないでしょうか。たとえば旅行やスポーツの大会、結婚式などのイベントがあるとき、生理による体調不良や憂鬱な気分を避けたいと考えるのは自然なことといえます。
そんなとき、ピルを使った生理日調整が役に立つかもしれません。ピルは避妊薬として広く知られていますが、ホルモンバランスをコントロールすることで、生理周期を調整する目的でも使用されています。
この記事では、生理日をずらすために使われるピルの種類や服用方法、服用時の注意点などについて詳しく解説します。
ピルで生理をずらすことができる?

ピルは、適切に服用すれば生理を早めたり遅らせたりすることができます。一般的には、生理予定日の5日前頃から中用量ピルを飲み始めて、生理を後ろにずらすことが多いです。
受診のタイミングや生理を避けたいタイミングなどによっては、生理を早めて対応することもあります。
ただし、薬の選び方や飲み方は、医師の指示に従うことが大切です。
ピルで生理日をずらす方法

生理日をずらす最も一般的な方法は、女性ホルモンを利用して排卵や月経のタイミングを調整することです。病院では医師の診察のもと、ホルモンバランスをコントロールできる薬剤を処方します。
先ほどもお伝えしたとおり、一般的なのは中用量ピルを使用した方法でしょう。エストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンを含むお薬を服用して、生理日を予定日よりも後ろにずらします。
低用量ピルを用いて生理日を調整することもあります。生理予定日よりも生理を早めたい場合には、低用量ピルを服用するのが一般的です。
生理日を早める・遅らせる時のピルの服用方法

生理をずらすためのピルの服用方法は、早める場合と遅らせる場合で異なります。ここでは、それぞれの具体的な方法についてわかりやすく解説します。
生理日を遅らせる場合
ずらしたい生理開始予定日の5日前から中用量ピルを服用し始めます。ピルを服用している間は、本来の生理予定日になっても生理はきません。最大10日程度まで遅らせることができ、内服をやめると2日程度で消退出血が起こります。
お伝えしたとおり本来の予定日から10日程度まで遅らせられるのが一般的で、それをすぎるとピルの内服を続けていても生理がくる可能性があります。
急に予定が決まっても、本来の生理予定日の1週間前を目安にご相談いただければ対応可能なケースが多いです。ただし、生理を遅らせる場合、イベントなどの日もピルの内服を続ける必要があります。
生理日を早める場合
生理予定日よりも生理を早めたい場合は、早めたい生理の1つ前の生理が始まったタイミングから低用量ピルを服用する方法が一般的です。ピルを服用し続ける必要があるため、計画的に取り組む必要がある方法といえます。
中用量ピルで生理を早める場合、前の生理とは関係なく本来の生理予定日の20日前までに服用を開始します。
生理を早めるメリットは、大切な予定の当日から生理をずらすことができて、当日はピルを内服しなくても良い点が挙げられます。ただし、生理を早めようと計算して内服し始めてもうまく生理が早まらず、イベントなどの当日に生理がかかってしまう可能性もあります。
ピルで生理をずらす際の注意点

ピルを使って生理日を調整する際には、いくつかの注意点があります。
自己判断で服用を調整しない
ピルで生理をずらす際には、自己判断で服用方法を変えることは避けましょう。薬の数を減らしたり、飲むタイミングを変えたりすると、体にとって大きな負担になることがあります。
また、正しく服用できていないと、効果にも影響が出る可能性があります。ピルの服用は、医師の指示に従って行うことが基本です。特に、ピルの使用経験がない方は、まず医療機関で相談した上で、自分に合ったピルの種類や使用方法を確認しましょう。
医師の指示に従う
生理を早める場合でも遅らせる場合でも、服用スケジュールをしっかり守ることが大切です。飲み忘れたり服用時間が大きくずれたりすると、予定どおりに生理をコントロールできなかったり、不正出血が起こることがあります。
副作用が現れることがある
ピルで生理をずらすとき、特に気をつけたいのが副作用です。吐き気や頭痛、胸の張り、気分の落ち込み、軽い不正出血といった症状が出ることがあります。これはホルモンのバランスが変わるために起きるもので、特に低用量ピルに体が慣れていないときに起こりやすい傾向があります。
気になる症状が続く場合は、無理をせず早めに医師へ相談することが大切です。
全身の健康状態を考慮する
ピルには血栓症のリスクがあるため、喫煙者や高血圧の方、肥満傾向のある方は慎重に判断する必要があります。特に、35歳以上で喫煙習慣がある場合はリスクが高まるため、医師と十分に相談したうえで判断していくことが重要です。
また、持病のある方や他の薬を服用している方は、相互作用による影響を受けることがあるため、必ず事前に申告してください。ピルの成分は代謝酵素に作用する可能性があり、薬の効果に予期せぬ変動をもたらすことがあります。
生理日をずらす以外のピルの効果

ピルは生理日を調整するためだけでなく、さまざまな効果がある医薬品です。ここでは、生理日をずらす以外のピルの効果を確認していきましょう。
避妊効果
ピルは本来、避妊を目的とした薬です。ピルには排卵を抑える作用があり、精子と卵子が出会う前に排卵そのものを起こさないようにすることで、妊娠を防ぎます。また、子宮内膜の状態を整える作用があるため、仮に受精が起こった場合でも着床しにくくなる効果もあります。
正しく服用を継続することで高い避妊効果が得られるとされており、コンドームなどの避妊法に比べて確実性が高いというメリットがあります。
月経困難症・PMSの緩和
月経困難症は、生理中に強い下腹部の痛みや腰痛、頭痛、吐き気などが起こる状態です。PMS(月経前症候群)は、生理前に起こるイライラや眠気、胸の張りなどの症状を指します。ピルの服用により、これらの症状を和らげることができます。
排卵を抑制し、ホルモンの変動を安定させることで、体調の変化を抑えられるのです。
子宮内膜症の治療補助
子宮内膜症とは、子宮内膜またはそれに似た組織が、子宮以外の場所に発生・増殖する疾患です。子宮以外の場所であっても、正常な子宮内膜と同様に、月経周期に伴ってホルモンの影響を受けて増殖と剥離を繰り返します。このため、強い生理痛や不妊の原因になることがあります。
低用量ピルや中用量ピルは、子宮内膜が過剰に厚くなるのを抑える効果があり、子宮内膜症の進行を防ぐ補助的な治療薬としても使用されています。
女性ホルモンのバランス調整
ピルには、女性ホルモンのバランスを整える働きがあります。ホルモンのバランスが乱れると、生理不順や体調不良を引き起こすことがありますが、ピルを使用することで、安定したホルモン環境を保てる可能性があります。
排卵の抑制によって、生理周期が一定のリズムで保たれやすくなり、予定が立てやすくなるという利点もあります。また、ホルモンバランスが整うことで、気分の浮き沈みが和らいだり、心身の不調を感じにくくなったりする人もいます。
日常生活に安定感をもたらす意味でも、ピルの効果は大きいといえるでしょう。
まとめ

大事なイベントや旅行など、生理のタイミングをずらしたいと考える方は少なくありません。この際に広く用いられているのが、ピルを服用する方法です。
生理を早めたい場合や遅らせたい場合、希望するタイミングによって使用する薬や服用期間が異なります。希望通りに生理日を移動させるためには、医師と相談しながら計画的に進めましょう。
生理日をずらしたいとお考えの方は、大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」にお気軽にご相談ください。
当院は、女性患者さんが安心できる空間を提供することを意識してさまざまな診療にあたっています。人工妊娠中絶手術だけでなく、アフターピル、ピルの処方や、ブライダルチェック、不妊治療、性病・性感染症の検査・治療なども行っています。