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性病はゴムありでも感染する?感染のリスクを減らすには

2026年02月20日 (金)

こんにちは。大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」です。

コンドームと性病について考えるイメージ

コンドームを使っていれば、性病(性感染症)は防げるものと考えている方は多いでしょう。確かに性病の予防に役立つ大切な方法のひとつではあるものの、着用していたにもかかわらず感染が判明するケースもあります。

この記事では、コンドームによる性病予防の効果と限界、感染リスクを減らせる性病の種類、コンドームだけでは防ぎきれない理由について解説します。あわせて、正しい使用方法やほかの予防策についても触れていきます。

性病に対する正しい知識を身につけて、適切な予防行動がとれるよう参考にしてください。

コンドームで性病は予防できるのか?

コンドームで性病は予防できるのか考える女性

コンドームは、性病を予防するうえで欠かせない基本的な対策のひとつです。特に、精液や腟分泌液などの体液を介して広がる感染症に対しては、適切に使用すれば高い予防効果が期待できます。

実際に、世界保健機関をはじめとする国際的な保健機関でも、コンドームの使用は有効な予防手段として推奨されています。ただし、完全に感染を防げるわけではなく、装着のタイミングが遅れたり、途中で外れたりすれば、予防効果は十分に発揮されません。

また、感染症の種類によっては、皮膚や粘膜からうつるものもあります。そのため、「つけているから大丈夫」と考えるのではなく、リスクを下げるための有効な方法のひとつと理解することが大切です。

コンドーム着用でリスクを減らせる代表的な性病

HIV啓発の赤いリボン

コンドームは、すべての性病に同じように効果があるわけではありません。ここでは、予防効果が高いとされる代表的な感染症について解説します。

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)

HIVは、血液や精液、腟分泌液などの体液を介して感染するウイルスで、体内に侵入すると免疫機能に影響を及ぼす病気です。近年は治療の進歩によって長期的なコントロールが可能になってきましたが、何よりも大切なのは感染を未然に防ぐことです。

コンドームを最初から最後まで適切に装着した場合、感染リスクを大幅に低減できることが複数の研究で報告されています。継続して正しく使用することが、HIV感染予防の基本といえるでしょう。

淋菌感染症(淋病)

淋菌感染症は、尿道や子宮頸部、咽頭、直腸などの粘膜に感染する細菌性の病気です。性器同士の接触や体液のやり取りによって広がるため、物理的な遮断は有効な対策となります。

適切な抗菌薬の使用で治療は可能ですが、発見が遅れると骨盤内炎症性疾患や不妊症などの合併症につながることがあります。症状が軽い、あるいは自覚しにくい場合もあるため注意が必要な病気です。

クラミジア感染症

クラミジア感染症は、日本でも報告数の多い性病のひとつで、特に若年層に多くみられる病気です。主な感染経路は粘膜接触や体液で、コンドームの着用によってリスクの低減が期待できます。

自覚症状が乏しいケースが多く、気づかないままパートナーへ感染が広がることもあるため、予防とあわせて定期的に検査を受ける意識も大切です。

B型肝炎

B型肝炎は、感染力の強いウイルスによる病気で、血液や体液を介してうつります。性的接触も感染経路のひとつであり、コンドームの使用はリスク低減につながります。

なお、B型肝炎はワクチンによる予防が可能です。感染リスクがある場合や接種歴が不明な場合は、医療機関で相談するとよいでしょう。

コンドームをつけてもリスクがゼロにならない理由

コンドームをつけてもリスクがゼロにならない理由を考える女性

コンドームを使用していても性病のリスクが完全にはなくならないのには、いくつかの重要な理由があります。ここでは、代表的な要因を詳しく説明します。

皮膚接触による感染

一部の性病(尖圭コンジローマ、性器ヘルペスなど)は、粘膜の接触などで感染することがあります。

コンドームは陰茎部分を覆うことで体液を介した感染リスクを下げますが、陰嚢や外陰部、肛門周囲など、覆われていない部位までは保護できません。病原体はこうした広い範囲の皮膚に存在することがあるため、接触があれば感染が成立する可能性があるのです。

特にヘルペスウイルスは注意が必要で、水ぶくれやただれなどの症状が出ているときだけでなく、見た目に異常がない時期にもウイルスが皮膚表面に排出されることがあります。そのため、自覚症状がない場合でも感染リスクがゼロになるわけではありません。

オーラルセックスでの感染

多くの性病は、口腔粘膜を介しても感染します。性器と口の接触によって、淋菌、クラミジア、梅毒、ヘルペスなどが伝播する可能性があるのです。

HIVについては、腟性交や肛門性交と比べるとオーラルセックスでの感染リスクは低いとされていますが、完全にゼロではありません。

しかし、口腔性交時に予防具を使用する人は多くありません。この点が、感染リスクを高める一因になっています。

使用方法の誤りや破損

正しい使い方ができているかどうかによって、予防効果は大きく左右されます。装着のタイミングが遅れる、空気が入ったまま装着する、サイズが合わない、使用期限切れの製品を使うなどの誤った使用は、感染のリスクを高めます。

なお、油性の潤滑剤は素材を劣化させるため、使用する場合は水性またはシリコン系の潤滑剤を選ぶとよいでしょう。

コンドームの正しい使い方と選び方

コンドームを開ける様子

予防効果を十分に発揮させるためには、適切な製品を選ぶことと、正しい手順で使用することが欠かせません。ここでは、特に重要なポイントをわかりやすく説明します。

サイズ選択の重要性

自分の体に合ったコンドームのサイズを選ぶことは、感染予防の観点からも非常に大切です。サイズが小さすぎると装着時や性行為中に破れやすくなり、逆に大きすぎると途中でずれたり脱落したりする可能性があります。

初めて使用する場合やサイズに不安がある場合は、複数のサイズを試してみて、自分に合うものを見つけましょう。

正しい装着手順

コンドームは、勃起した状態で性行為を始める前に装着します。まずパッケージを丁寧に開封し、爪やアクセサリーで傷つけないよう注意します。

装着する際は、先端の精液だまり部分を軽くつまんで空気を抜きながら、根元までしっかりと巻き下ろします。空気が残っていると摩擦が強くなり、破損の原因になるため、この工程は特に重要です。

射精後は勃起が収まる前に、根元を押さえながら静かに抜き取ることで、脱落や漏れを防げます。

品質と保管

信頼できるメーカーの製品を使用し、パッケージに記載された使用期限を必ず確認します。加えて、高温多湿や直射日光に弱いため、保管場所にも注意が必要です。

持ち運びのために財布の中に入れる方もいますが、財布に長期間入れたままにすると、圧力や摩擦で劣化しやすくなるため避けたほうがよいでしょう。適切な保管と品質管理によって、本来の予防効果をより確実に発揮できます。

コンドーム以外で性病感染のリスクを下げるには

性病テストを受けるイメージ

コンドームの使用に加えて、ほかの予防策を組み合わせることで性病に感染するリスクをさらに低くできます。ここでは、日常的に取り入れやすい対策を紹介します。

定期的な検査と早期発見

性的な活動がある方やパートナーが複数いる方は、定期的に性病の検査を受けることが大切です。多くの性病は初期段階で症状が出にくく、検査を受けなければ気づけないケースが少なくないため、定期的な検査を習慣にすることで、早期発見と適切な治療につながります。

また、性器や口腔内に痛み、かゆみ、異常な分泌物、できものなどの変化を感じた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。早期に治療を開始することで完治が期待でき、後遺症のリスクも抑えられる確率が高まります。

気になる症状があるときは自己判断せず、専門家に相談するようにしてください。

パートナーとのコミュニケーション

性的な関係を持つ前に、お互いの検査状況や健康状態について率直に話し合うことは、信頼関係を築くうえでも感染予防の観点からも重要です。過去の検査結果を共有したり、一緒に検査を受けたりすることで、より安心して関係を築けるようになるでしょう。

また、性病について正しい知識を持つことは、偏見を減らし、安全な行動を選びやすくするうえでも大切です。

ワクチン接種の活用

HPVワクチンやB型肝炎ワクチンなど、性病の中にはワクチンで予防できるものがあります。ワクチン接種によって感染リスクを大幅に下げられるため、医療機関で相談してみるとよいでしょう。

まとめ

コンドームについて伝えるレディースクリニックの医師

コンドームは性病の感染率を大きく下げる有効な手段ですが、使用していても感染の可能性が完全にゼロになるわけではありません。体液を介した感染には高い予防効果が期待できる一方で、皮膚や粘膜の接触によって広がるタイプの性病には限界があります。

そのため、正しい使い方を身につけ、自分に合った製品を選ぶことが大切です。さらに、定期的な検査やパートナーとの話し合いを組み合わせることで、感染リスクを下げられるでしょう。

不安を感じるときは自己判断に頼らず、医療機関で相談してください。

性病の治療を検討されている方は、大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」にお気軽にご相談ください。

当院は、女性患者さんが安心できる空間を提供することを意識してさまざまな診療にあたっています。人工妊娠中絶手術だけでなく、アフターピル、ピルの処方や、ブライダルチェック、不妊治療、性病・性感染症の検査・治療なども行っています。

当院のホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。