クリニックコラム 2026/05/29

こんにちは。大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」です。

低用量ピルとアフターピルの違いを考える女性

低用量ピルとアフターピルは、どちらも妊娠を防ぐために使われる薬ですが、服用する目的やタイミング、期待できる効果には大きな違いがあります。しかし、「どちらを選べばいいのかよくわからない」と悩む方は少なくありません。

この記事では、低用量ピルとアフターピルの違いや使い分け、副作用、費用、入手方法まで詳しく解説します。正しい知識がないまま選ぶと、自分に合わない方法を選択する可能性があります。後悔しない避妊方法を選ぶためにも、ぜひ参考にしてください。

低用量ピルとアフターピルの違い

低用量ピルを持つ手元

低用量ピルとアフターピルは、どちらも妊娠を防ぐために使われる薬ですが、目的や使い方は大きく異なります。まずは、それぞれの特徴を整理しておくことが大切です。

低用量ピルとは

低用量ピルは、女性ホルモンを少量含む飲み薬で、毎日継続して服用することで排卵を抑え、妊娠しにくい状態を保ちます。また、避妊だけでなく、生理痛の軽減や月経周期の安定、PMSの改善などを目的に処方されることも多いです。

決められた時間に飲み続けることで高い避妊効果が期待できるため、日常的に避妊を行いたい方に選ばれています。ただし、飲み忘れが続くと効果が下がることがあるため、毎日の服用管理が欠かせません。

アフターピルとは

アフターピルは、避妊に失敗した可能性がある場合に緊急的に使用する薬です。主な作用は排卵の抑制または遅延と考えられており、受精卵の着床が起きてからの妊娠を中断する薬ではありません。コンドームが外れた、破れた、避妊を行えなかったなどの場面で服用します。

性交後できるだけ早く飲むことで妊娠を防ぐ効果が期待できますが、通常の避妊法として繰り返し使用するものではありません。低用量ピルのように毎日服用する薬ではなく、あくまで緊急時の避妊手段という位置づけです。

低用量ピルとアフターピルの避妊目的での使い分け

低用量ピルとアフターピルの避妊目的での使い分け方を説明する医師

避妊方法を選ぶ際は、現在の状況やライフスタイルに合わせて考える必要があります。それぞれがどのような場面に使用されるのかを知っておきましょう。

継続的な避妊には低用量ピル

パートナーとの性交渉が定期的にある方や、毎回の避妊に不安を抱きたくない方には低用量ピルが良いでしょう。正しく服用できれば高い避妊効果が期待できるため、コンドームだけでは心配という方にも選ばれています。

加えて、生理痛が強い方や月経周期を整えたい方にとってもメリットがあります。避妊と月経トラブルの改善を同時に目指せる点は、低用量ピルならではの特徴です。

緊急時にはアフターピル

アフターピルは、コンドームが破れた場合や、低用量ピルの飲み忘れがあった場合など、避妊に失敗した可能性がある際に使用する緊急避妊薬です。時間が経過するほど避妊効果が低下するとされているため、できるだけ早く服用することが重要です。

一般的には性交後72時間以内の服用が推奨されますが、種類によっては120時間以内まで対応できるものもあります。

ただし、アフターピルは一時的に多くのホルモンを摂取する薬であり、低用量ピルより身体への負担が大きい傾向があります。そのため、日常的な避妊方法として繰り返し使用することは推奨されていません。

継続的に避妊を行いたい場合は、低用量ピルなどの安定した方法について医師と相談することが大切です。

低用量ピルとアフターピルの飲み方の違い

アフターピルを飲む女性

薬の効果を十分に得るためには、正しい服用方法を理解しておくことが欠かせません。低用量ピルとアフターピルでは飲み方が異なるため、それぞれの特徴を知っておきましょう。

低用量ピルの飲み方

低用量ピルは、毎日1錠ずつ継続して服用する薬です。一般的には21日間服用して7日間休薬するタイプと、28日間連続で飲むタイプがあります。

毎日ほぼ同じ時間に飲むことでホルモンバランスが安定しやすくなり、避妊効果も維持しやすくなります。飲み忘れが続くと効果が下がる可能性があるため、アラームやアプリを活用して管理する方も多くいます。

なお、服用を始めた直後は、避妊効果が安定するまで一定期間かかる場合があります。開始時期によっては追加の避妊が必要になるため、医師の説明をよく確認しておきましょう。

アフターピルの飲み方

アフターピルは、性交後できるだけ早く服用することが重要で、現在は1回1錠で服用が完了するタイプが主流です。

服用後、短時間のうちに強い吐き気などで嘔吐した場合は、薬の成分が十分に吸収されない可能性があります。その際は再度服用が必要になることもあるため、早めに医療機関へ相談してください。

また、アフターピルを服用しても、その後の性交渉で妊娠する可能性は残ります。服用後は避妊を徹底することが大切です。

低用量ピルとアフターピルの副作用の違い

薬の副作用で吐き気を感じる女性

どちらもホルモンを含む薬のため、副作用が起こる可能性があります。ただし、症状の出方や頻度には違いがあるため、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

また、持病がある方や、普段から服用している薬がある方は、ピルとの飲み合わせに注意が必要になることがあります。自己判断で使用するのではなく、医師の診察を受けたうえで選択することで、安全性を確保しやすくなります。

低用量ピルの場合

低用量ピルでは、飲み始めの時期に吐き気や頭痛、胸の張り、不正出血などがみられることがありますが、これらの症状は、服用を続けるうちに落ち着いていくことが多いとされています。

一方で、ごくまれに血栓症という重い副作用が起こる可能性があります。特に、喫煙習慣がある方や35歳以上の方ではリスクが高まるため、注意が必要です。

アフターピルの場合

アフターピルは一時的に高用量のホルモンが体内に入るため、吐き気や眠気、腹痛、不正出血などが現れることがあります。多くは一過性で、服用後の短期間にみられ、数日以内におさまることが多いです。

ただし、症状が強い場合や不安があるときは、無理をせず医療機関へ相談してください。

低用量ピルとアフターピルそれぞれの費用

低用量ピルとアフターピルそれぞれにかかる費用のイメージ

ピルを選ぶ際には、継続的にかかる費用も重要なポイントです。低用量ピルとアフターピルでは費用の仕組みが異なるため、事前に把握しておくと安心です。

低用量ピルの費用相場

月経困難症など治療目的で処方される一部のピルは保険適用となるケースがありますが、避妊のみを目的とする場合は自費診療となるのが一般的です。低用量ピルの費用は1か月あたりおおよそ2,000〜4,000円が目安で、種類によって価格が異なり、診察料が別途必要になる場合もあります。

毎月の費用負担を気にする方もいますが、定期的な避妊を希望する場合には、トータルでみると安定した選択肢となることがあります。継続的に服用することで高い避妊効果が期待できる点が、低用量ピルの大きなメリットです。

アフターピルの費用相場

アフターピルは1回あたり7,000〜2万円程度が相場です。夜間や休日の受診では、追加料金が発生することもあります。緊急時に使用する薬ですが、低用量ピルより高額になりやすいため、繰り返し使用すると経済的な負担が大きくなる可能性があります。

「今回だけ妊娠を防ぎたい」という状況では有効ですが、継続的な避妊を希望する場合は低用量ピルのほうが現実的です。

低用量ピルとアフターピルの入手方法

処方箋とお薬手帳を出す様子

近年はピルの入手方法が多様になっています。それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。

婦人科やクリニックで処方を受ける

もっとも一般的なのは、婦人科やクリニックで診察を受けて処方してもらう方法です。体調や持病を確認したうえで適切な薬を選べるため、初めてピルを使用する方でも安心しやすいでしょう。

副作用や服用方法について直接相談できる点も、大きな安心材料になります。

オンライン診療で処方を受ける

スマートフォンなどを使ったオンライン診療に対応する医療機関も増えています。通院の時間を確保しにくい方でも利用しやすく、忙しい方にとって便利な選択肢です。

特にアフターピルは早めの服用が重要なため、すぐに相談できるオンライン診療が役立つ場面があります。

個人輸入での入手は推奨されない

海外製品を個人輸入で購入するケースもありますが、偽造薬や成分不明の薬が含まれる可能性があります。健康被害につながるおそれがあるため、医療機関を通じて正規品を処方してもらうことが大切です。

まとめ

低用量ピルを継続的に飲む女性

低用量ピルとアフターピルは、どちらも妊娠を防ぐために使用される薬ですが、目的や使い方には大きな違いがあります。

低用量ピルは継続的な避妊が可能で、生理トラブルの改善も期待できます。一方、アフターピルは避妊に失敗した際の緊急対応として使用する薬です。

どちらが良いかは状況によって異なるため、自分の生活スタイルや希望に合わせて選ぶことが重要です。不安がある場合は、婦人科やクリニックで相談しながら適切な方法を検討しましょう。

アフターピルや低用量ピルを検討されている方は、大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」にお気軽にご相談ください。

当院は、女性患者さんが安心できる空間を提供することを意識してさまざまな診療にあたっています。人工妊娠中絶手術だけでなく、アフターピル、ピルの処方や、ブライダルチェック、不妊治療、性病・性感染症の検査・治療なども行っています。

当院のホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

診療時間

診療時間
17:00-22:30
▲:土曜 14:00-22:00 / 日曜 11:00-20:00
休診日:祝日(土曜・日曜の場合は診療)
※診療受付は終了時間の1時間前となります

〒542-0085 大阪府大阪市中央区心斎橋筋2−6−14 アクロスビル 12F

06-4256-1050

アクセス

徒歩でお越しの方

なんば駅から徒歩3分
心斎橋駅から徒歩5分

Language