こんにちは。大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」です。

「生理が始まると決まって気持ち悪くなるけれど、仕方ないことなのかな」と、不快な症状に悩みながらも仕事や学校、家事をこなしている方は少なくないでしょう。生理中の吐き気は、多くの方が経験する症状のひとつです。
しかし、症状の程度には個人差があり、なかには婦人科の病気が関係しているケースもあります。
この記事では、生理中に吐き気が起こる原因や症状が続く期間の目安、日常生活で取り入れやすい対処法、さらに婦人科を受診するタイミングについて解説します。毎月の不調と上手に付き合うためにも、原因や対処法を知っておきましょう。
生理中に吐き気がするのはよくあること?

生理中に吐き気や胃のむかつきを感じることは、決して珍しいことではありません。生理に伴って現れる不調はさまざまで、下腹部痛や腰痛、頭痛のほか、吐き気や嘔吐、下痢といった胃腸の不快感がみられることもあります。
また、症状の程度には個人差があり、軽い胃のむかつきだけで済む方もいれば、食事がとれなくなるほどつらい方もいます。さらに、同じ人でも体調や疲労、ストレスによって感じ方が変わる場合があります。
なお、生理に伴う痛みや不調によって日常生活に支障が出る状態は月経困難症と呼ばれ、強い吐き気や頭痛、倦怠感を伴うこともあります。
毎月のように強い吐き気を繰り返す場合や、市販薬を使っても十分に和らがない場合は、体質と決めつけず、婦人科に相談することも選択肢のひとつです。原因がわかれば、症状に合わせた対処法を選びやすくなります。
生理中に吐き気が起こる主な原因

生理中に吐き気が起こるのはなぜでしょうか。その原因はひとつではなく、複数の要因が重なって症状が現れることも少なくありません。
ここでは、生理中に吐き気が起こる主な原因について解説します。
プロスタグランジンの影響
生理では、子宮内膜(子宮の内側を覆う粘膜)がはがれ落ち、経血として体外へ排出されます。このとき、子宮の収縮を促して経血の排出を助けるのが、プロスタグランジンという物質です。
プロスタグランジンが過剰に分泌されると、生理痛が強くなるだけでなく、胃腸の働きにも影響を及ぼすことがあります。その結果、吐き気や胃のむかつき、下痢などの症状が現れる場合があります。
ホルモンバランスの変化
月経周期にあわせて、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌量は大きく変動します。特に、生理前から生理開始にかけてはホルモンバランスが変化しやすいとされています。
その影響で胃腸の働きが低下したりだるさや食欲低下が生じたりすることがあり、吐き気として現れる場合もあります。
自律神経の乱れやストレス
自律神経は、自分の意思とは関係なく胃腸の働きや体温調節などを調整している神経です。睡眠不足や疲労、精神的なストレスが続くと、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
生理中は体調の変化に敏感になりやすいため、自律神経の乱れが重なることで、胃の不快感や吐き気が強くなることがあります。普段より不調を感じやすいため、十分な休息を心がけましょう。
婦人科疾患が関係していることもある
生理中の吐き気が強い場合は、婦人科疾患が関係していることがあります。代表的なものとして、次のような病気が挙げられます。
- 子宮内膜症:子宮内膜に似た組織が子宮の外で増殖する病気
- 子宮筋腫:子宮の筋肉にできる良性の腫瘍
- 子宮腺筋症:子宮の筋肉の層に子宮内膜に似た組織が入り込む病気
これらの疾患では生理痛が強くなりやすく、その影響で吐き気を伴うこともあります。以前より症状が重くなっている場合や、日常生活に支障が出るほどの不調が続く場合は、早めに婦人科へ相談しましょう。
生理中の吐き気はいつまで続く?

生理中の吐き気が続く期間には個人差がありますが、多くは生理が始まってから数日以内に落ち着きます。症状が現れやすい時期の目安を知っておくことで、体調管理や受診の判断にも役立つでしょう。
生理開始から2〜3日程度で落ち着くことが多い
生理に伴う吐き気は、生理開始直後から経血量が多い時期にかけて強くなる傾向があります。特に初日から2〜3日目頃に症状が目立ち、その後は徐々に軽くなるケースが一般的です。
生理前から吐き気を感じることもある
なかには、生理が始まる数日前から吐き気を感じる方もいます。この場合は、月経前症候群(PMS)の症状のひとつとして現れている可能性があります。
PMSによる不調は、生理が始まると次第に軽減していきます。ただし、症状の種類や強さには個人差があるため、毎月の変化を記録しておくと体調の把握に役立つでしょう。
つらい吐き気を和らげる対処法

生理中の吐き気を完全になくすことは難しい場合もありますが、日常生活の過ごし方を工夫すればつらさが和らぐかもしれません。無理をせず体をいたわりながら、自分に合った方法を取り入れてみてください。
体を休めて温める
吐き気があるときは、無理に活動を続けず、楽な姿勢でゆっくり休みましょう。横になる場合は、膝を軽く曲げると楽に感じる方もいます。また、睡眠不足や疲労が重なると体調が不安定になりやすいため、予定を詰め込みすぎないことも大切です。
さらに、下腹部や腰まわりを温めると筋肉の緊張がゆるみ、生理痛が和らぐと感じる方もいます。カイロや湯たんぽを使ったり、ぬるめのお湯に浸かったりしてみましょう。
ただし、暑さで気分が悪くなる方もいますので、過ごしやすい環境を優先してください。
水分補給や食事を工夫する
吐き気があるときは、一度にたくさん飲食するのではなく、水や白湯、経口補水液などを少量ずつこまめにとるようにしてみましょう。食事ができそうな場合は、おかゆやうどん、スープなど消化のよいものを少しずつ口にしてください。
一方で、脂っこい料理や香辛料の多い食品、においの強い食べ物は症状を悪化させることがあるため注意が必要です。
市販薬を活用する
生理痛に伴う吐き気がある場合は、市販の鎮痛薬が症状の緩和に役立つことがあります。痛みが強くなってからではなく、症状が出始めた段階で服用したほうが効果を実感しやすい場合もあります。
ただし、薬には向き不向きがあり、持病や服用中の薬によっては注意が必要です。使用する際は添付文書を確認し、わからないことがあれば薬剤師や医師に相談してください。
婦人科を受診する目安

生理中の吐き気はよくみられる症状のひとつですが、症状の程度によっては医療機関への相談が必要になることもあります。我慢を続けるのではなく、日常生活への影響や症状の変化を目安に受診を検討しましょう。
日常生活に支障がある場合
吐き気によって仕事や学校に行けない、食事が十分にとれない、毎月のように寝込んでいるといった場合は、婦人科へ相談してみましょう。
また、市販薬を使用しても改善がみられない場合や、以前より症状が強くなっている場合も注意が必要です。症状の背景を確認することで、自分に合った治療や対処法が見つかる可能性があります。
受診の際には、生理周期や症状が現れる時期、吐き気の程度、服用した薬などについて確認されることがあります。月経開始日や症状の経過をメモやアプリに記録しておくと、診察時に状況を伝えやすくなるでしょう。
いつもと違う症状がある場合
強い腹痛や発熱を伴う場合、生理以外の時期に下腹部痛がある場合、経血量が急に増えた場合や生理期間が8日以上続く場合などは、ほかの病気が関係していることも考えられます。
また、生理が終わっても吐き気が続く場合や、生理期間とは関係なく症状が現れる場合は、胃腸の不調や妊娠など、生理以外の原因が隠れている可能性があります。生理が予定より遅れているときは、妊娠の可能性も考えて早めに医療機関へ相談しましょう。
さらに、水分をとるのが難しいほど吐き気や嘔吐が続いている場合は、脱水症につながるおそれがあるため、早めの受診が必要です。
まとめ

生理中の吐き気は、月経に伴う体の変化によって起こる比較的よくみられる症状です。多くは生理開始後数日で落ち着きますが、症状の強さや続く期間には個人差があります。
吐き気があるときは、十分な休息をとりながら、水分補給や食事の工夫、市販薬の活用など、自分に合った方法で対処してみましょう。
一方で、日常生活に支障が出るほど症状が強い場合や、いつもと異なる症状がみられる場合は、早めに婦人科へ相談することが大切です。適切な治療やサポートを受けることで、毎月の不調が軽減できる可能性があります。
生理による吐き気にお悩みの方は、大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」にお気軽にご相談ください。
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