こんにちは。大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」です。

性器周辺にイボのようなものができているのに気づき不安を感じていませんか。尖圭コンジローマは、ウイルス感染によって引き起こされる性感染症で、適切な治療を行わないと症状が広がったり、パートナーへ感染させたりする可能性があります。
この記事では、尖圭コンジローマの原因や症状、具体的な治療方法、感染時の注意点、予防策について詳しく解説します。この記事を参考に、早めに医療機関を受診して適切な治療を受けてください。
尖圭コンジローマとは

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって発症する性感染症です。主に性器や肛門周辺にイボ状の病変が現れるのが特徴で、若年層を中心に幅広い年代で発症する可能性があります。
この病気の原因となるHPVには100種類以上の型が存在しますが、尖圭コンジローマを引き起こすのは主に6型と11型です。これらは子宮頸がんなどを引き起こす高リスク型とは異なり、良性のイボを形成する低リスク型に分類されます。
しかし、良性であっても放置すると病変が拡大し、日常生活に支障をきたすことがあります。
尖圭コンジローマは感染力が高く、感染者との性的接触によって感染が広がりやすい性感染症とされています。感染に気づかないまま他者に感染させているケースも多く、一度治療しても再発する可能性があるため、継続的に経過観察しなければなりません。
尖圭コンジローマの原因や感染経路

尖圭コンジローマの主な原因は、低リスク型のヒトパピローマウイルスへの感染で、ウイルスが皮膚や粘膜の微細な傷から侵入することで感染が成立します。
最も一般的な感染経路は性行為です。膣性交だけでなく、オーラルセックスやアナルセックスでも感染する可能性があり、コンドームを使用していても完全には予防できません。これは、コンドームで覆われていない部分の皮膚接触からも感染が起こりうるためです。
感染のリスクを高める要因として、複数の人間との性的接触や免疫力の低下が挙げられます。ストレスや睡眠不足、栄養バランスの乱れなどで免疫機能が低下していると、ウイルスに感染しやすくなります。
また、妊娠中はホルモンバランスや免疫力の変化により、発症リスクが高まる可能性が指摘されています。母子感染の可能性もあり、まれではあるものの出産時に産道で赤ちゃんがウイルスに接触して感染することがあります。
尖圭コンジローマの症状

最も特徴的な症状は、性器や肛門周辺に現れるイボ状の病変です。初期段階では小さな突起として始まり、徐々に数が増えたり大きくなったりします。病変の見た目には個人差がありますが、一般的には淡いピンク色から茶褐色をしており、表面がざらざらとしています。
形状はカリフラワーやニワトリのトサカに例えられることが多く、単発で現れることもあれば、複数が集まって大きな塊を形成することもあります。
男性の場合、陰茎の亀頭、冠状溝、包皮の内側などに病変が現れやすいです。女性では外陰部、膣入口、会陰部などに発症することが多く、膣内や子宮頸部に病変ができるケースもあります。また、男女ともに肛門周囲や肛門内に発症するケースもあります。
多くの場合、痛みやかゆみなどの自覚症状は軽度か、まったくありません。そのため、気づかないまま進行し、病変が大きくなってから擦れによる違和感や出血などの症状が現れることがあります。
潜伏期間は通常3週間から8ヶ月程度とされており、感染してもすぐには症状が現れません。この期間中も感染力があるため、知らないうちにパートナーに感染させている可能性があります。
尖圭コンジローマの治し方

尖圭コンジローマの治療にはいくつかの方法があり、病変の大きさや数、発生部位、患者さまの状態に応じて選択します。
外科的治療
外科的治療は、目に見える病変を物理的に除去する方法です。
代表的なものに液体窒素を用いた凍結療法があり、マイナス196度の液体窒素で病変を凍結させて壊死させます。通常は1〜2週間おきに複数回の治療が必要になりますが、痛みは少なく外来で実施できる利点があります。
電気メスやレーザーによる切除も効果的な治療法です。病変を直接焼灼したり切除したりすることで、短期間での除去が可能になります。多くの場合、局所麻酔により痛みは和らぎますが、治療後にヒリヒリ感や軽い痛みを感じることがあります。
外科手術による切除は、病変が大きい場合や他の治療法で効果が得られない場合に検討されます。
薬物療法
薬物療法では、イミキモドという免疫の働きを高める外用薬を使用します。患者さまが自宅で塗布できるため、通院の負担が少ない点が大きな特徴です。通常は週に3回ほど患部に塗布し、時間をかけてウイルスに感染した細胞を排除していきます。
効果が現れるまでには数週間から数ヶ月かかることがあり、途中でやめずに継続することが治療成功のポイントです。塗布部位が赤くなったり、かゆみや軽い痛みが出たりすることがありますが、多くは一時的な反応です。
尖圭コンジローマに感染した場合の注意点

尖圭コンジローマと診断された場合、いくつかの重要な注意点があります。これらを守ることで、治療効果を高め、他者への感染を防げます。
特に、妊娠中または妊娠を希望している女性の場合は、必ず医師にその旨を伝えてください。治療法の選択肢が限られることがあるほか、出産方法についても相談が必要になる場合があります。
パートナーに伝える
パートナーへの告知と検査・受診の勧めは不可欠です。尖圭コンジローマは性的接触によって感染するため、あなたが感染している場合、パートナーも感染している可能性が高くなります。
正直に状況を伝え、一緒に検査を受けてもらうことが大切です。パートナーに症状がなくても、潜伏期間中である可能性があるため必ず医療機関での診察を勧めてください。
性行為を控える
治療中および治療後しばらくの間は、性行為を控える必要があります。病変が完全に消失し、医師から許可が出るまでは性的接触を避けることで、パートナーへの感染リスクを最小限に抑えられます。
コンドームの使用だけでは完全には予防できないため、性行為自体を控えることが大切です。
患部の清潔を保つ
患部を清潔にしておくことも重要なポイントです。毎日入浴して清潔を保ち、通気性の良い下着を着用することで、病変部位の悪化を防ぎます。
ただし、患部を強くこすったり刺激を与えたりすると、症状が悪化する可能性があるため、優しく洗うことを心がけてください。
免疫力を高める
免疫力の維持も治療効果を高めるために重要です。バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけ、ストレスを溜めないようにしましょう。喫煙や過度の飲酒は免疫機能を低下させるため、控えることが望ましいです。
尖圭コンジローマを予防するには

尖圭コンジローマを完全に防ぐことは難しいものの、感染のリスクを大きく下げる方法はいくつかあります。
HPVワクチンを接種する
尖圭コンジローマの予防で最も効果が期待できるのが、HPVワクチンの接種です。現在日本で使用されている9価ワクチンは、尖圭コンジローマの原因となるHPV6型・11型にも対応しており、男女ともに接種できます。
性交渉を経験する前に接種するのが理想的ですが、すでに経験がある方でも一定の予防効果が期待できます。
安全な性行為を心がける
性行為での感染リスクを下げるためには、コンドームの使用が重要です。完全に予防できるわけではありませんが、使用しない場合と比べると感染の可能性は大幅に下がります。
また、不特定多数との性的接触を避け、互いに検査を受けた信頼できるパートナーとの関係を築くことも予防につながります。
定期的に検診を受ける
定期的な検診は、病変を早期に発見するために役立ちます。早い段階で見つかれば治療がスムーズに進み、再発のリスクを抑えることも可能です。
特に女性は婦人科検診の際に見つかることも多いため、定期的な受診が安心につながります。
免疫力を保つ生活を意識する
日常生活で免疫力を維持することも、感染予防に役立ちます。規則正しい生活、栄養バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけることで、ウイルスに対する抵抗力を高められます。
ストレスを抱え込みすぎないことも、免疫力を保つうえで欠かせません。
まとめ

尖圭コンジローマは見た目の変化だけでなく、気持ちの面でも大きな負担になりやすい病気ですが、適切な処置を受ければ改善が期待できます。大切なのは、「恥ずかしいから」「そのうち治るかもしれない」と放置しないことです。
時間が経つほど症状が広がり、治療にかかる期間や負担が増える可能性があります。さらに、パートナーへの感染を防ぐことは、お互いの健康を守るためにも欠かせません。
もし今、少しでも違和感や不安を覚えているのであれば、早めに泌尿器科・産婦人科・皮膚科などの専門機関を受診してください。早期に診断を受けることで、治療がスムーズに進み、安心して日常生活を送れるようになるでしょう。
尖圭コンジローマの治療を検討されている方は、大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」にお気軽にご相談ください。
当院は、女性患者さんが安心できる空間を提供することを意識してさまざまな診療にあたっています。人工妊娠中絶手術だけでなく、アフターピル、ピルの処方や、ブライダルチェック、不妊治療、性病・性感染症の検査・治療なども行っています。