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人工妊娠中絶はいつまで可能?週数別の手術方法と受診タイミング

2026年04月17日 (金)

こんにちは。大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」です。

妊娠検査薬で反応がでた様子

予期せぬ妊娠をしてしまい、「どうすればよいかわからない」「中絶を考えているけれど、いつまでなら手術を受けられるのだろうか」と、一人で不安を抱えていませんか。デリケートな問題だからこそ周囲に相談できず、時間だけが過ぎていくことに焦りを感じている方も少なくないでしょう。

この記事では、法律で定められた人工妊娠中絶が可能な期間や、妊娠週数によって異なる手術の内容、そして受診すべき適切なタイミングについて詳しく解説します。

正しい知識を持つことは、ご自身の体と将来を守るための第一歩です。今後の判断や行動の参考にしてください。

人工妊娠中絶手術はいつまで可能?

人工妊娠中絶手術はいつまで可能か確認する様子

人工妊娠中絶には、法律で定められた実施可能な期間があります。妊娠週数の数え方や受診のタイミングを誤解しやすいため、まずは基本的な仕組みを理解しておきましょう。

中絶が認められるのは妊娠22週未満

日本では、人工妊娠中絶が可能なのは妊娠22週未満(21週6日まで)に限られています。この基準は、胎児が子宮の外で生命を維持できる可能性に基づいており、22週を過ぎると理由を問わず手術は行えません。

なお、妊娠週数は最後に生理が始まった日を0週0日として数えます。受精日や妊娠に気づいた日ではないため、思っているより週数が進んでいることが少なくありません。

妊娠が確定するのは一般的に5〜6週頃ですが、この時点ですでに中絶可能期間の約4分の1が経過していることになります。検討する際は、最終月経日を確認し、現在の週数を把握しておくことが大切です。

期限内でも早めの受診が必要

法律上は21週6日まで手術が可能ですが、どの時期でも同じ条件で受けられるわけではありません。初期と中期では手術方法や身体への負担が大きく異なり、役所への届け出が必要になるケースもあります。

また、医療機関によっては検査や準備の都合で、受診当日に手術を行えないことも多く、期限ぎりぎりの受診では間に合わない可能性があります。そのため、実際には法的期限よりも早い段階での判断と受診が求められます。

中絶手術はタイミングによって方法が違う

中絶手術はタイミングによって方法が違うイメージ

人工妊娠中絶手術は、妊娠の進み具合によって初期中絶と中期中絶の2種類に分けられます。どちらに該当するかで、入院の有無や費用、処置の内容が大きく変わります。

妊娠12週未満に行われる初期中絶

妊娠12週未満(11週6日まで)に行われる手術は初期中絶と呼ばれます。この時期は胎児がまだ小さいため、多くのケースで日帰り手術が可能です。処置時間も短く、身体への負担を抑えられる点が特徴です。

初期中絶の手術方法には主に掻爬法(そうはほう)と吸引法の2種類があります。

掻爬法は、器具を使って子宮内の内容物をかき出す伝統的な方法です。一方で吸引法は、細い管を挿入して内容物を吸い出す手法で、子宮内膜を傷つけるリスクが低く、世界保健機関(WHO)も推奨している安全性の高い方法です。

近年は多くの医療機関でこの吸引法が採用されています。

手術は静脈麻酔などを用いて眠っている間に行われるため、痛みを感じることはほとんどありません。術後は数時間ほど院内で安静にし、体調に問題がなければその日のうちに帰宅できます。

仕事や育児との両立が必要な方にとって、日常生活へ戻りやすい点は大きなメリットといえるでしょう。

費用は施設や地域により異なりますが、目安として10〜20万円程度必要となるのが一般的です。

妊娠12週以降から22週未満の中期中絶

妊娠12週0日から21週6日までに行われる手術は中期中絶に分類されます。この時期になると胎児が大きく成長しているため、初期のような吸引による処置はできません。

通常の出産と同じように、子宮収縮剤(陣痛促進剤)を使用して人工的に陣痛を起こし、分娩の形で胎児を娩出する方法がとられます。

中期中絶では、数日間の入院が必要になるのが一般的です。まず子宮口を広げる処置を行い、その後に薬を使って陣痛を促します。個人差があるものの痛みや出血が強く出ることもあり、身体的・精神的な負担は初期中絶より大きくなります。

さらに中期中絶では、死産届の提出や火葬・埋葬の手続きが必要となる点も特徴です。初期中絶とは異なり、社会的・心理的な側面も大きく関わってきます。

費用は施設や地域により異なりますが、目安として入院費を含めて20〜50万円程度必要となるのが一般的です。詳細は初診時に確認してください。

中絶手術を行う場合いつクリニックを受診すればいい?

中絶手術を行う場合いつクリニックを受診すればいいか考える女性

「妊娠したかもしれない」と感じたとき、いつ病院へ行くべきか迷う方も多いかもしれません。中絶を検討している場合、最も重要なのはできるだけ早く受診することです。

早期に診断を受けることが、身体的・精神的な負担を軽減するうえで大きな意味を持ちます。

早期受診が心身の負担を減らす理由

妊娠検査薬で陽性反応が出たら、その週のうちに産婦人科を受診するのが理想的です。市販の検査薬は高精度ですが、正常な妊娠かどうか、また子宮外妊娠など緊急対応が必要な状態でないかを確認するには、医師による超音波検査が欠かせません。

早期に受診する最大のメリットは、初期中絶が選択できる点にあります。12週を過ぎると手術方法が大きく変わり、入院や費用の負担も増します。日帰りで済む初期のうちに処置ができれば、仕事などへの影響も最小限に抑えられるでしょう。

また、妊娠9週0日未満であれば、手術ではなく経口中絶薬を選択肢として提示するクリニックも増えています。必ず医師の管理下で服用する必要がありますが、身体への物理的な負担を避けたい方にとっては有効な手段です。

ただし、この薬も使用可能な期間が限られているため、早期の診断が前提となります。

診察から手術までの流れと準備

病院に行けばすぐに手術が受けられるわけではありません。初診では血液検査や感染症のチェック、妊娠週数の確認などが行われ、結果が出るまでに数日かかることもあります。さらに、手術枠の空き状況によっては予約が1週間以上先になることも珍しくありません。

受診時点で妊娠10週を過ぎていた場合、検査結果を待つ間に12週を超え、中期中絶に切り替わる可能性もあります。そうなると、入院の準備や費用の工面など、負担が一気に増すことも考えられます。

加えて、手術には本人および配偶者(パートナー)の署名が入った同意書が必要となるのが一般的です。相手と連絡が取れない、同意が得られないといった事情がある場合は、手続きに時間がかかる可能性もあるでしょう。

こうした準備期間を考慮すると、月経の遅れに気づいてから1〜2週間以内には初診を済ませておくのが、最も現実的で安心できる選択と言えます。

妊娠22週を過ぎてしまったら

妊娠22週を過ぎてしまったらと不安になる女性

妊娠22週(21週6日)を1日でも超えると、日本の法律では中絶手術を受けることはできません。これは、経済的な事情や未成年であること、性犯罪による妊娠など、どのような背景があっても基本的に例外は認められていません。

出産を前提とした支援制度を活用する

22週以降は、どのような状況であっても出産を前提とした対応が必要になります。「自分では育てられない」と感じている場合でも、一人で悩まず、公的な相談窓口や民間の支援団体に相談することが大切です。

具体的な相談先としては、以下のような機関があります。

  • 地域の保健所
  • 児童相談所
  • 妊娠に関する電話相談窓口、妊娠SOSなど

これらの機関では、出産後の養子縁組や乳児院への預け入れなど、母子の安全を守るための制度について一緒に考えてくれます。

産婦人科の受診は必ず継続する

妊娠22週を過ぎているからといって、産婦人科への受診を諦める必要はありません。適切な妊婦健診を受けずに自宅で出産することは、母子ともに命の危険を伴う非常に危険な行為です。

病院は、状況を否定したり責めたりする場所ではありません。どのような選択をする場合でも、まずは医療機関に繋がり、ご自身の健康状態を確認することが、未来を切り拓くための第一歩です。

まとめ

中絶の意味のブロック

人工妊娠中絶が可能なのは妊娠22週未満までであり、週数によって手術方法や身体への負担が大きく異なります。初期であれば負担の少ない方法が選択できる一方、中期になると入院や分娩に近い処置が必要になります。

また、受診のタイミングが遅れると選択肢が限られるため、妊娠がわかった時点で早めに医療機関へ相談することが重要です。適切な情報をもとに、自分にとって納得のいく選択をするためにも、正しい知識を身につけておくことが大切です。

人工妊娠中絶を検討されている方は、大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」にお気軽にご相談ください。

当院は、女性患者さんが安心できる空間を提供することを意識してさまざまな診療にあたっています。人工妊娠中絶手術だけでなく、アフターピル、ピルの処方や、ブライダルチェック、不妊治療、性病・性感染症の検査・治療なども行っています。

当院のホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。