こんにちは。大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」です。

カンジダは、カンジダ菌を原因とする感染症の一つです。特に女性に多く見られ、かゆみやおりものの変化など、不快な症状に悩まされる方も少なくありません。
「カンジダはどうやって治すの?」「予防はできるの?」といった疑問を抱える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、カンジダ症の基本的な知識から、症状や原因、治療法、さらには予防のポイントなどについてわかりやすく解説します。また、他の性病との違いについても触れていきますので、「性病かもしれない」「カンジダかもしれない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
カンジダ症とは

カンジダ症とは、カンジダと呼ばれる真菌(カビの一種)が原因で起こる感染症のことです。カンジダ菌は健康な人の皮膚や口の中、腸、膣内などに常在している常在菌の一つで、通常は病気を引き起こすことはありません。
しかし、ストレスや免疫力の低下、ホルモンバランスの乱れなどにより、菌が異常に増殖すると、症状が現れることがあります。
女性に多く見られるのが、膣カンジダ症です。膣内にカンジダ菌が異常繁殖することで炎症を起こし、不快なかゆみやおりものの異常などを引き起こします。また、女性と比べると発生率は低いですが、男性においても、亀頭包皮炎として症状が現れることがあります。
さらに、口の中に症状が現れる口腔カンジダ症や、乳児の口内に見られる鵞口瘡(がこうそう)なども存在します。
カンジダ症の症状
カンジダ症になると、強いかゆみやおりものの変化といった症状が現れます。外陰部や膣内のかゆみ、ヒリヒリとした痛み、性交時の違和感や痛み、そして白くポロポロしたカッテージチーズ状のおりものが特徴的です。
おりものが白色になったり、量が増えたり、不快なにおいを発したりすることもあります。
一方、男性が感染した場合には、亀頭や包皮に赤みやかゆみ、軽い腫れが見られることがあります。症状が軽いために気づきにくいケースもありますが、パートナーが繰り返し感染している場合、目立った症状がないまま男性が感染源になっている可能性も考えられます。
女性の場合は、生理周期や体調の変化、ホルモンバランスの影響などで似たような症状が現れることもあるので、日頃からご自身の体調やおりものの状態をよく観察しておくようにしましょう。
カンジダ症の原因

カンジダ症は、カンジダ属の真菌、特にカンジダ・アルビカンス(Candida albicans)という常在菌が異常に増殖することで発症します。通常、これらの菌は人体に悪影響を及ぼすことなく共生しています。
しかし、体の免疫力が低下したときや、膣内環境・皮膚環境のバランスが崩れた際に、カンジダ症としてさまざまな症状を引き起こします。
代表的な原因としては、まず免疫力の低下が挙げられます。疲労やストレス、睡眠不足、病気、妊娠、糖尿病などが関係し、身体の防御機能が弱まることで菌が繁殖しやすくなります。
また、抗生物質の服用も原因の一つです。抗生物質は細菌を抑える薬ですが、膣内の善玉菌まで殺してしまい、カンジダ菌が増えやすい環境になって発症するケースもあります。
さらに、湿気の多い環境も、カンジダ菌の繁殖を助ける原因となります。通気性が悪く、蒸れやすい下着を着用していると、菌が繁殖しやすい湿潤環境を作り出してしまうため注意が必要です。
性行為も、カンジダ症の感染原因として挙げられます。そのため、カンジダ症の疑いがある場合や治療中の場合は、パートナーの健康を守るためにも性交渉を控える必要があります。
カンジダ症の治し方

カンジダ症の治療は、基本的には抗真菌薬を使用した薬物療法が中心となります。市販薬を使う人もいますが、症状が似ている他の病気と誤認するリスクもあるため、医療機関を受診して検査を行い、適切な治療を受けましょう。
内服薬や外用薬、膣カンジダ症の場合は膣錠(膣の中に入れる薬)を使用することもあります。
免疫力の低下も発症に大きく関与するため、睡眠時間を確保したりバランスの取れた食生活を意識したりすることも有効です。過度なストレスは免疫力を低下させるため、趣味の時間を設けたり適度に運動したりしてストレスを発散するのも良いでしょう。
また、デリケートゾーンを清潔に保つことも重要です。治療中は、通気性の良い衣類を着用する、患部を清潔に保つなど、工夫して過ごしてみてください。
再発を防ぐためにも、完治するまで自己判断で治療を中断しないようにしましょう。カンジダ症は正しい治療を行えば治る病気です。早期発見・早期治療を心がけ、再発を防ぐための習慣も意識することが大切です。
カンジダ症は再発する?

カンジダ症は、一度治っても再発することがある病気です。特に女性の場合、膣カンジダ症の再発に悩む方が多く、年間に何度も繰り返す再発性膣カンジダ症と診断されるケースもあります。1年に4回以上の発症がある場合に、再発性と診断されます。
再発の原因
再発の原因はさまざまで、体質的にカンジダ菌が増殖しやすい人もいれば、生活習慣や環境が影響している場合もあります。例えば、ストレスや睡眠不足が続いたり、体調を崩して免疫力が落ちていたりすると、再び菌が活発になって症状が出やすくなります。
また、抗生物質を頻繁に使用する人や、糖尿病などの持病がある人も、再発リスクが高いとされています。
再発を防ぐためには、治療を中断せずに最後までしっかり行うことが重要です。また、免疫力を低下させない生活習慣を意識しましょう。
カンジダ症は予防できる?

カンジダ症は日常生活の中で予防することが可能です。特に、膣カンジダ症の発症には、生活習慣や衛生状態に密接に関係しているため、予防策を意識することで再発リスクを大きく減らせるでしょう。
カンジダ症の予防法
ここでは、カンジダ症の予防方法をご紹介していきます。
生活習慣を改善する
カンジダ症を予防するうえで、まず基本となるのが生活習慣の見直しです。特に、免疫力の低下はカンジダ菌の異常増殖を引き起こす主な要因となるため、日頃から体調管理を意識することが大切です。
具体的には、栄養バランスの取れた食事を心がけ、野菜や発酵食品を積極的に摂取することが効果的です。また、十分な睡眠と適度な運動も免疫力の維持に役立ちます。
慢性的なストレスや疲労が続くと体の防御力が弱まり、カンジダ菌の増殖を助長する可能性があります。そのため、リラックスできる時間を日常の中に取り入れることも予防の一環といえるでしょう。
体調を崩しやすい季節の変わり目や、生理前などのホルモンバランスが不安定な時期には特に注意しましょう。
通気性の良い下着を着用する
カンジダ菌は湿気の多い環境を好むため、通気性の悪い衣類はカンジダ症の発症リスクを高めます。特に、下着の素材や着用方法は、陰部の蒸れやすさに大きく影響するため、見直しておきたいポイントです。
予防のためには、綿素材など通気性が良く、吸湿性に優れた下着を選ぶとよいでしょう。また、締め付けの強い下着やストッキングなどの着用を長時間続けると、血流が悪化して菌の繁殖を促すかもしれません。
締め付けが強くない衣類を選び、汗をかいた際はこまめに着替えることも大切です。
過度な洗浄を避ける
デリケートゾーンを綺麗に保とうとするあまり、必要以上に洗浄してしまう方は少なくありませんが、これはカンジダ症を引き起こす原因になることがあります。
膣内には本来、自浄作用が備わっており、外部の菌の侵入も防ぐことが可能です。しかし、ボディーソープやデリケートゾーン専用でない洗浄剤を使って過度に洗うと、性器付近の菌のバランスが崩れる恐れがあります。これにより、カンジダ菌が繁殖しやすい状態になります。
また、膣内まで指を入れて洗浄する行為も、バリア機能を低下させるため避けるべきです。
予防のためには、外陰部をぬるま湯やデリケートゾーン専用の洗浄剤でやさしく洗いましょう。清潔を保ちながらも、過剰なケアを避けることが、カンジダ症を防ぐうえで重要です。
ほかの性病との違い

カンジダ症は、陰部のかゆみやおりものの変化といった症状が現れるため、クラミジアや淋病、トリコモナス膣炎など他の性感染症と混同されやすいです。しかし、カンジダ症は厳密には性感染症(STD)には分類されません。
これは、カンジダ症の主な原因が性行為による感染ではなく、常在菌の異常増殖によるものだからです。
一方、クラミジアや淋病などの性感染症は、性行為によってのみ感染し、感染者との接触がなければ発症しません。これに対してカンジダ症は、免疫力の低下やホルモンバランスの乱れ、抗生物質の服用、生活習慣の乱れなど、体内環境の変化によって自然に発症するケースも見られます。
性感染症の多くは、放置すると不妊や骨盤内炎症など合併症を引き起こす恐れがありますが、カンジダ症は適切な治療を行えば短期間で治る病気です。ただし、再発しやすいため注意は必要です。
まとめ

カンジダ症は、カンジダ菌という常在菌が、免疫力の低下や体調不良などをきっかけに異常繁殖することで発症する感染症です。特に女性に多く見られ、膣のかゆみやおりものの異常といった不快な症状を引き起こしますが、正しい治療を行えば改善が可能です。
重要なのは、症状が出た場合に自己判断で対応しようとするのではなく、医師に相談し、適切な治療を受けることです。
カンジダの治療を検討されている方は、大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」にお気軽にご相談ください。
当院は、女性患者さんが安心できる空間を提供することを意識してさまざまな診療にあたっています。人工妊娠中絶手術だけでなく、アフターピル、ピルの処方や、ブライダルチェック、不妊治療、性病・性感染症の検査・治療なども行っています。