こんにちは。大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」です。

飲み会や会食の予定がある中でアフターピルを服用することになる方もいるでしょう。この場合、「お酒を飲んだけれど大丈夫だろうか」「翌日に服用しても効果は落ちないのか」と不安になるかもしれません。
こうした不安は緊急時には当然のことで、予期せぬ場面で飲酒を伴う性行為があった場合、戸惑いや焦りを感じることもあるでしょう。
この記事では、お酒とアフターピルの関係について分かりやすくまとめていきます。服用前後に注意すべきこと、もし飲酒後に服用した場合の対応方法まで解説します。
アフターピルとは

アフターピルは、性交後に妊娠を防ぐ目的で使用される緊急避妊薬です。避妊に失敗した場合や性暴力被害に遭った場合など、望まない妊娠のリスクがある性行為の後に服用します。
つまり、日常的に使う避妊薬ではなく、あくまで緊急時に限って用いられる点が大きな特徴です。なお、現時点では緊急避妊薬は医師に処方してもらう必要があり、産婦人科や婦人科クリニックで受け取ることができます。
日本で使用されるアフターピルの種類
日本の医療機関で処方されるアフターピルには、作用時間の異なる2つのタイプがあります。
レボノルゲストレル製剤は性行為後72時間以内の服用が推奨されている薬で、ウリプリスタル酢酸エステル製剤については、性行為後120時間以内まで効果が期待できます。
どちらを選択するかは、性交からの経過時間や体調を考慮して医師が判断します。
作用の仕組み
アフターピルは、排卵のタイミングを遅らせたり抑えたりすることで、妊娠の成立を防ぐ仕組みの薬です。受精や着床を妨げる働きもあり、服用が早ければ早いほど避妊成功率が高まります。
ただし、受精卵が子宮に着床し、すでに妊娠が成立している場合には効果はなく、中絶薬のように妊娠を終わらせる作用はありませんので、この点を正しく理解しておくことが重要です。
副作用と注意点
アフターピルの副作用は、飲酒による体調変化と区別がつきにくいことがあります。ホルモンに作用する薬であるため、服用後に吐き気・頭痛・倦怠感・不正出血などが現れることがあり、特に吐き気はアルコールの影響と混同しやすいでしょう。
多くは一時的な症状ですが、体調や生活習慣によって感じ方に差が出やすいため、服用時の飲酒や体調管理を正しく理解しておくことが大切です。
また、副作用の程度にも個人差があり、ほとんど感じない方もいれば、数日間体調不良が続く方もいます。初めて服用する場合は、どのような症状が現れるか予測しにくいため、服用後は無理なスケジュールを避け、休息を取れる環境を整えておくようにしましょう。
アフターピルの服用前後はお酒を飲んでもいい?

アフターピルの服用前後における飲酒は、多くの方が気になるポイントでしょう。ここでは、服用前と服用後に飲酒した場合の注意点について解説します。
アフターピル服用前の飲酒について
薬を服用する前に飲酒をしていた場合でも、アルコールが直接アフターピルの避妊効果を下げると断定できるデータは、現在のところ確認されていません。
ただし、飲酒後に服用する際には注意が必要です。アルコールは吐き気や嘔吐を引き起こしやすいですが、服用後2時間以内に嘔吐してしまうと薬が十分に吸収されず、効果が得られない可能性があるためです。
また、飲酒によって判断力が低下すると、服用のタイミングを誤ったり用量を間違えたりする危険もあります。アフターピルは服用のタイミングが効果を大きく左右するため、意識がはっきりした状態で服用することが望ましいといえるでしょう。
アフターピル服用後の飲酒について
アフターピルを服用したあとは、飲酒のタイミングに注意が必要です。特に、服用直後から数時間は、薬の成分が体内に取り込まれる重要な時間帯です。
この間にアルコールを摂取して吐いてしまうと、薬が十分に吸収されず避妊効果が低下することも考えられます。そのため、少なくとも服用後2時間は飲酒を避け、可能であれば当日はお酒を控えてください。
体調に余裕がある状態で過ごすことで、副作用と飲酒による不調を区別しやすくなるという利点もあります。
服用から時間が経過し、体調が安定していれば少量の飲酒が大きな問題になることは少ないとされています。ただし、服用後しばらくはホルモンバランスの影響で体調が変化しやすいです。飲酒に限らず、無理をせず体に負担をかけない行動を心がけましょう。
飲酒後にアフターピルを服用した場合の対処法

お酒を飲んだあとでも、正しく服用すれば効果が期待できます。安心して使うために、服用時に気をつけたいポイントをまとめてご紹介します。
できるだけ早く服用する
お酒を飲んでいたかどうかに関係なく、性行為後はできるだけ早く薬を服用することが効果につながります。「お酒を飲んでしまったから」と飲酒を理由に先延ばしにせず、速やかに服用することが大切です。
嘔吐に注意する
アフターピルを服用してから2時間以内に嘔吐すると、薬が十分に吸収されず避妊効果が低下する可能性があります。その場合は速やかに医療機関へ相談し、追加の服用が必要か確認しましょう。
また、必ず水かぬるま湯で薬を飲み込み、アルコール飲料や清涼飲料水、カフェイン飲料で服用することは避けてください。これらは薬の吸収を妨げたり、吐き気を強めたりする恐れがあります。
吐き気を感じたときは安静にし、少量ずつ水分を摂ることが有効です。服用後もこまめに水分補給を心がけることで、体調の安定につながります。
体調の変化に注意する
服用後は、体調の変化を注意深く観察しましょう。激しい腹痛や大量の出血、意識が朦朧とするなどの異常があれば、すぐに医療機関を受診してください。その際、飲酒後に服用したことを伝えると適切な対応を受けやすくなります。
妊娠の確認
アフターピルを服用しても、妊娠を完全に防げるとは限りません。服用後3週間ほど経っても月経が来ない場合は、妊娠検査薬で確認するか医療機関を受診して妊娠の有無を確かめる必要があります。
アフターピル服用時に飲酒以外で注意すること

正しく使用するためには、アルコール以外にも意識しておきたいポイントがあります。
まず重要なのは、服用のタイミングです。性交後からの経過時間が短いほど避妊効果は高いとされており、迷っている間に時間が過ぎることは避けるべきでしょう。入手できたら、できるだけ早めに服用する意識を持ちましょう。
次に注意したいのが、他の薬との飲み合わせです。アフターピルは一部の薬やサプリメントと併用すると、効果に影響を受ける可能性があります。持病があり常用薬を服用している方は、必ず事前に医師へ伝えて確認することが大切です。
また、服用後の体調変化にも注意が必要です。不正出血や生理周期の乱れが起こることがありますが、多くは一時的なものです。ただし、強い腹痛や出血が長く続く場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
さらに、この薬はあくまで緊急時の避妊手段であり、常用するものではありません。今後の避妊方法についても、この機会に見直してみることが大切です。
低用量ピルやコンドームなど、自分に合った方法を医師と相談しながら選ぶことで、将来の不安を減らすことにつながります。
まとめ

お酒を飲んだからといって、アフターピルの成分が効かなくなるわけではありません。飲酒自体が避妊効果をなくすことはないとされています。
ただし、服用前後にお酒を多く飲むと吐き気や嘔吐が起こりやすくなり、薬が十分に吸収されない可能性があります。
重要なのは、お酒を飲んだかどうかよりも、性行為後できるだけ早く、正しい方法で服用することです。万が一、服用後すぐに吐いた場合や体調に不安がある場合は、自己判断せず医療機関へ相談しましょう。
正確な情報を知っていれば、必要以上に自分を責めたり、不安を抱え続けたりすることを減らせるかもしれません。困ったときは一人で悩まず、専門家のサポートを受けることが大切です。
アフターピルの使用を検討されている方は、大阪市中央区心斎橋筋、Osaka Metro「なんば駅」「心斎橋駅」より徒歩3分にある婦人科クリニック「TAKA LADIES CLINIC」にお気軽にご相談ください。
当院は、女性患者さんが安心できる空間を提供することを意識してさまざまな診療にあたっています。人工妊娠中絶手術だけでなく、アフターピル、ピルの処方や、ブライダルチェック、不妊治療、性病・性感染症の検査・治療なども行っています。